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八千代メンタルクリニック

精神科用語の雑学

メランコリー(Melancholy)
「メランコリー」は、「マニア」ほどには日本語化していませんが、歌の文句に時々出てくるので、誰もが聞いたことのある言葉でしょう。
憂鬱な状態を表す言葉です。
スノーボードの技にもメランコリーというのがあるようですが、なぜそう呼ばれるのかは不明です・・


これも、「マニア」と同様に古代ギリシャで使われていた「メランコリア」という言葉に由来するものです。
ギリシャ語の「メランコリア(melancholia)」は、melano(黒い)と、cholia(胆汁)のあわさったもので、「黒胆汁」のことです。
当時の医学では、四種の体液(粘液、血液、黄胆汁、黒胆汁)のバランスが、人間の気質を決定すると考えられていたのです。
黒胆汁が優勢な場合に、消極的、悲観的、敏感、用心深いといった特質が現れると考えられていたことから、現在ではうつ病に当たる状態が「メランコリア」と呼ばれたわけです。
実際には、「マニア」も「メランコリア」も厳密には区別されず、ともに狂人の一種と把握されていたようです。

19世紀になって、それまで別々の病気と考えられていた「マニア」と「メランコリー」が、実は一つの疾患単位だとされ、躁うつ病と名付けられました。

現在では、「メランコリー」という言葉が診断名そのものとして使われることはありません。
しかし、以下のように使われる場合があります。
「メランコリー親和型」=うつ病になりやすいとされる性格傾向。
「大うつ病性障害:メランコリー型」=DSM-IVである種の条件を備えたうつ状態につけられた分類名。

2003/05/31
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