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八千代メンタルクリニック

精神科用語の雑学

マニア(Mania)
「マニア」は、外来語として既に日本に定着した言葉といえます。
何かに熱中する人のことを「マニア」といい、その日本語訳は「〜狂」とか「〜気違い」になるでしょう。
「ファン」以上に熱中している場合に、「マニア」と呼ぶようです。
「野球好き」は「野球ファン」、「野球狂」は「野球マニア」といったところでしょうか。

「マニア」は古代ギリシャでも、医者ヒポクラテスによって使われています。
厳密にどのような状態だったのかは分かりませんが、当時、激しく興奮する人をマニアと呼んでいたようです。
つまり、日本語で言う、「狂」とか「気違い」というのに当てはまる言葉ですね。
ここから、日本でも「激しく興奮して熱中する人」という意味で使われるようになったようです。

しかし、精神医学的には「マニア」は躁状態を指します。
これは、19世紀になって、それまで別々の病気と考えられていた「マニア」と「メランコリー」が、実は一つの疾患単位だとされ、躁うつ病と名付けられたことによります。
ところで、英語の場合、mania(メイニア) の形容詞には maniac(メイニアック) と manic(マニック) の2通りがあります。
「狂った」という意味では maniac が、「躁病の、躁状態の」という意味では manic が使われます。
また mania は、ドイツ語では Manie(マニー)、形容詞は manisch(マニッシュ) です。
似ている英単語の mannish(マニッシュ) は「(女性の)男っぽい」という意味ですから、大違いですね。
女性誌で「マニッシュな装い」なんて言う表現を見つけると、精神科医はニヤッとしたりします・・・
2003/05/31
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