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八千代メンタルクリニック
躁(そう)状態
うつ状態の対極にある症状です。
躁状態ほど著しい症状を呈しないものを、「軽躁状態」といいます。
躁の症状と「うつ」の症状とが入り交じったものを、「(躁うつ)混合状態」ということがあります。
誰しも楽しいことがあれば、明るい気分になり、スポーツ観戦などの際には気分が高揚するものです。
しかし、躁状態ではそのような状況になくとも、異常に気分の高揚した状態が持続します。
意欲にあふれ、精力的に動き回り、考えも次々浮かんで頭の回転が速くなったと自覚します。
端から見ると、妙におしゃべりで、話題が次々に展開し、休まず動き回り、金遣い、人との接触が過度に多く見えます。
明るく爽快になる人や、起こりっぽく喧嘩早い人、著しい興奮状態になる人といろいろなパターンが見られます。
睡眠時間は大概減少しますが、短いという自覚はありません。体調はどこも悪くないと感じ、疲れを知りません。
性欲・食欲ともに亢進します。
心身共にエネルギーが満ちあふれて見える状態です。
しかし、実際には注意力・集中力は落ちており、仕事の能率は決して向上してはいません。
躁状態では幻覚妄想が出現することがあります。
その場合には、自分は有能だ、地位が高い、金持ちだといった誇大的な内容であることが多く(例えば、「自分には神のお告げが聞こえる」「天皇の血筋を引いている」といった)、時に被害的な内容となります。
躁状態は、典型的には双極性障害(躁うつ病)で見られます。
しかし、統合失調症でも見られますし、非定型精神病、(覚醒剤などの)中毒性精神病等でも認めます。
脳炎や梅毒による進行麻痺などでも躁状態を呈することがあります。
他の精神医学的な症状と同様、躁状態だけでは診断はつきません。
躁状態では、気分・活動性が亢進していることから、過度の浪費、性的逸脱に至ることが多く、対人関係上のトラブルが頻発します。
自分が病気であるとの認識(病識)はまずなく、入院治療(しかも強制的な)の必要となることがしばしばあります。
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