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| 八千代メンタルクリニック |
| 幻覚 | |||||||||||||||
| 錯覚が、その場に実際にあるものを元とは違った形で、誤って知覚することを指すのに対して、幻覚は、その場にないものを実際にあるように知覚することを言います。 幻覚と錯覚とを合わせて「妄覚(もうかく)」と言います。 |
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| よく「幻覚が見える」という人がいますが、幻覚は見えるだけではありません。 その場にないものを知覚するという意味では、全ての感覚器官に対応した幻覚があります。
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| 幻覚の原因としては、あらゆる精神障害が考えられます。 幻覚があると言うだけでは病気の診断はできません。 しかし、ある種の病気にはある種の幻覚が出現しやすいという一定の傾向はあります。 統合失調症では幻聴(特に幻声)が特徴的で、中でも、「自分の考えたことが外からの声として聞こえる(考想化声と言います)」とか、「話しかけたり応答したりする」、「自分の行動や考えを批評する」と言った幻声が診断に重要であると考えられています。 アルコール幻覚症や覚醒剤精神病では自分を責め、攻撃するような被害的な幻声を認めることがあります。 意識障害を伴うような身体疾患では、幻視がよく見られます。 私たちが眠っているときにはよく夢を見ますが、夢も「その場にないものを見る」という意味では生理的な幻視だと言えます。睡眠は生理的な意識障害と考えられるのに一致しています。 幻視を訴えた場合は、精神病よりも、身体疾患(しかも意識障害を伴うような重いもの)を考えた方がよいのです。 アルコール離脱症状(いわゆる禁断症状)や、幻覚剤で生じる幻覚は主として幻視です。 ある種のてんかんでは、幻嗅や幻味を体験することがあります。 統合失調症やその他の精神病では、幻声以外の幻覚も見られます。 幻覚を、被害的、妄想的にとらえている場合には、統合失調症やその他の精神病をうたがいます。 痴呆症でも、幻覚を妄想的にとらえることがありますが、それは、精神病症状を伴った痴呆と言うことになります。 |
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