| 精神異常 |
平均からある程度「はずれた」精神状態を言います。
知能指数を例にとると、IQ100が平均です。
ですから、IQ80や120はやや異常と言えますし、IQ20や180だとかなり異常だと言えます。
IQがかなり低い場合には精神発達遅滞とか痴呆症と判断されることになります。
IQがかなり高い場合には「天才」と呼ばれますが、これもある種の精神異常といえます。
知能指数が高くても低くても異常です。
異常の程度は、やや異常なものからかなり異常なものまであり、どこからを異常とするべきかはかなり曖昧です。
それに、異常という言葉はやや侮蔑的なニュアンスで使われやすい言葉です。
こういった意味で、精神異常という言葉はあまり用いない方が無難だと考えます。
また、異常は必ずしも正常に戻さなければならないと言うものでもありません。
いかに平均からはずれていても、本人が悩まず、誰にも迷惑をかけていないのなら、異常ではあっても社会の中でそのまま認めていくという姿勢が大切です。
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| 精神障害 |
精神異常のうち、個人的・社会的に「障害」と考えられるものを言います。
つまり、平均からはずれていることに加え、そのことで本人が生きにくさ・つらさを感じて悩んだり、周囲の人が不自由な思いをするときに精神障害といいます。
ただし、「精神障害」と言う言葉は、いろいろな意味で使われるので、どういった意味で使われているのか十分に注意する必要があります。
たとえば、
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一般的に「身体障害」という場合、何かの病気の結果として障害が残った時に「身体障害」と呼ぶことが多いと思います。
これと同様に精神障害についても、精神病の結果として残った障害を精神障害と呼ぶことがあります。 |
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精神保健福祉法と言う法律では、「精神障害者」は「精神疾患を有する者」と定義されています。
ここでは「精神疾患=精神障害」となっています。
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| 精神疾患 |
精神障害のうち、医学的治療の対象となるものを言います。
前述の精神障害のうちには、有効な対処法のあるものもないものもあります。
対処法の中には、医学的な対処法、心理学的な対処法、教育的な対処法、福祉的な対処法等があります。
こういったもののうち、医学的な対処法のあるものを精神疾患と呼ぶわけです。
ですから、精神疾患の範囲は医学の進歩によって広がる可能性があります。
犯罪者は前述のような意味では精神障害者と言えます(精神異常であり、且つ他人に迷惑をかける)。
(当然精神障害でない犯罪は数多くあります。例えば軽微な交通違反など)
殺人強盗などは、ある種の異常な精神状態でなければ出来ないのではないでしょうか。
しかし、犯罪者全てを精神科で扱うわけではありません。犯罪者の全てが精神疾患だとは言えないわけです。
精神疾患に基づく犯罪は医学的に対処することが可能ですが、そうでない犯罪については刑罰という社会的・教育的な対処法が行われているわけです。
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精神病
あるいは
精神病状態 |
精神疾患のうち、ある程度以上重症なものを言います。
行動を左右する幻覚・妄想状態、財産・名誉を脅かすような躁状態、自殺のおそれの高いうつ状態等を呈した場合にはこう呼ばれます。
精神疾患の中には治療しなくとも、それなりに生活可能なものも多いのですが、精神病となると、早期に治療をしないと生活が破綻するおそれがあります。
場合によっては治療をしないと生命に関わることもあるのです。
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