妄想性人格障害の診断基準
DSM-IV 精神疾患の分類と診断の手引き.医学書院.高橋三郎ら訳 より引用
A. 他人の動機を悪意のあるものと解釈するといった、広範な不信と疑い深さが成人早期に始まり、種々の状況で明らかになる。
以下の4つ(またはそれ以上)によって示される。
(1) 十分な根拠もないのに、他人が利用する、危害を加える、またはだますという疑いを持つ。
(2) 友人または仲間の誠実さや信頼を不当に疑い、それに心を奪われている。
(3) 情報が自分に不利に用いられるという根拠のない恐れのために、他人に秘密を打ち明けたがらない。
(4) 悪意のない言葉や出来事の中に、自分をけなす、または脅す意味が隠されていると読む。
(5) 恨みを抱き続ける。つまり、侮辱されたこと、傷つけられたこと、または軽蔑されたことを許さない。
(6) 自分の性格または評判に対して他人にはわからないような攻撃を感じ取り、すぐに怒って反応する。または逆襲する。
(7) 配偶者または性的伴侶の貞節に対して、繰り返し道理に合わない疑念を持つ。
B. 統合失調症、精神病性の特徴を伴う気分障害、または他の精神病性障害の経過中にのみ起こるものでなく、一般身体疾患の直接的な生理学的作用によるものでもない。